継母 前編
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あらすじ
父が死んだ…。母からその知らせを受取った僕(ジャン)は、葬儀に参列するため、2年ぶりに家に帰った。母と言っても、僕が寄宿学校に行っている間に父が再婚したその女性とは初対面だ。父は資産家の長男だが、放蕩の限りを尽くし、結婚もこれで4回目だった。ドアを開けるとそこにははじめて見る女性、継母(ままはは)の姿があった。驚いたことに、彼女は容姿も雰囲気も僕の母に生き写しで、不謹慎だが、僕は幼い頃のように彼女の胸に飛び込んで「泣きたい」という衝動に駆られたのだった。泥○し落馬で死んだ父の姿は哀れだった。そのとき、僕の脳裏に浮かんだのは、僕の母も継母も何でこんな男に惹かれたのだろうということだ。翌日、家の前に豪華な馬車が停まった。降りてきたのは本家の弁護士を務めるフェルナンという男だった。父の散在のせいで、既に家まで抵当に入っている僕達を、祖父が引き取る事にしたのだ。だが、その時は知らなかったが、祖父が僕達親子を引き取るにはもう一つの理由があった。本家には、僕以外男の跡取りがいない。つまり、祖父が僕を引き取るのは、本家に伝わる家訓「男児に全財産を相続させよ」というしきたりを守るという意味があったのだ。こうして僕と継母は、祖父の馬車に揺られ、本家へと向かった。
総評
西洋の洋館を舞台にしたVANILLA SERIESの前編です。ジャケットには「私たちは二人で生きて行くのよ」という台詞が縦に置かれ、金髪の縦ロールに白いガーターという1枚絵だけで、時代設定と階級の空気を先に提示しています。
絵は2000年代前半のセル調で、輪郭線は太く、影は2値に近い硬さ。ドレスの淡い紫、屋敷の茶と金、庭の緑が落ち着いた彩度でまとまり、赤髪の女性や使用人の礼装が差し色になります。裏面はキャストとスタッフを列記した、当時のパッケージ体裁のままです。
表情は目の縦幅を大きく取り、瞳のハイライトを2つ入れる古典的な描き方。前後編の前編にあたり、屋敷に集まった人々の関係が動き出すところまでを収めます。時代の空気が合うかどうか、サンプルで確かめてみてください。








































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