刻音色 ~一の刻~
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通常版 ¥1,361
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あらすじ
――「僕」は目覚めた。雪に閉ざされた山間の旧い館で。頭に怪我を負い運ばれたという。書物と絵画に囲まれ、椿を愛でる妙齢の女館主も、悲しげに微笑む四人のメイドも皆、全てを知っているようだ。「僕」には分からない。思い出すことができない、何もかも。「あなたは刻のないこの館に、時間を持ち込んでしまった」蝋燭の灯りで語られる神隠し伝承に導かれるように、歯車は回り始めた。深夜零時。数十年、動くことのなかった大時計が、十三点鐘を告げる。内なる井戸の底から這い出した黝い翳が徘徊する時、闇に漏れ聞こえるメイド達のすすり泣きは、恍惚…それとも――。
総評
雪に閉ざされた山間の館とメイドを描いた、2004年のディスカバリー作品です。館ものの怪奇趣味と洋館の意匠を、当時のセル調の絵で丁寧に組み上げています。
色設計は蝋燭の橙と黒に近い影のコントラストが軸で、暗い廊下や柱の奥行きがしっかり描き込まれています。メイドは白いボンネットと丈の長いスカートで統一され、緑、栗、金という髪色だけで見分ける設計です。表紙は淡い背景に人物を大きく置いた静かな絵で、リボンタイに赤い石を留めた意匠が目を引きます。裏面は縦書きの文章が並ぶ古書のような体裁です。
パッケージには制作としてディスカバリーとMinkの表記があります。「一の刻」と題した連作の始まりで、画面の暗さはサンプルで確かめてみてください。
















































