館熟女 前編
あらすじ
主人公・辰巳亮(たつみりょう)は、人には言えない悩みを抱えていた。女手ひとつで自分を育て、大学まで進学させてくれた義理の母親・円(まどか)を、ひとりの女性として見てしまうようになっていたのだ。円は事故で両親を亡くした亮を引き取り、女手ひとつで育ててきた。ある朝、円が消えた事を知る亮。そして、亮を訪ねてきた四谷家のメイド・フミに理由を説明され愕然とする。亮は、円が作った四谷家に対する借金の返済に少しでも足しになるようにと、四谷家に自分の身体を預ける決心をする。四谷家の女主人・晶江(あきえ)の部屋に呼ばれ、晶江とフミの絡みを見せられる亮。晶江の性器を口で掃除するという日々の習慣を亮も行わされる。そして、晶江に童貞を奪われる亮。晶江への肉体的な奉仕も含め、召使としての日常をこなす亮。そんな日々の中、晶江の妹・玲子が屋敷を訪れる。玲子は亮に興味を抱いたらしく、亮に絡み自分を抱かせる。そして、玲子が部屋に呼び入れたのは、亮が慕う円であった。
総評
洋館を丸ごと舞台にした熟女ものの前編です。バニラシリーズの一本で、ジャケットは深紅と黒の額装に金の明朝体でタイトルを置いた、当時のOVAらしい重い意匠でまとめられています。
作画は2000年代のセル調で、輪郭線は細く、影は硬い境界で1段だけ落とす塗りです。画面比も4対3。表紙の女主人は切れ長の目に長いホルダー付きの煙草、深緑の髪をきっちり結い上げ、金髪のメイドと並ぶことで館の上下関係が一目で分かります。裏面には燭台や絨毯の敷かれた室内カットが並び、背景の描き込みが年代の割に厚いことが見て取れます。
四ツ谷家という閉じた館の中だけで話が進む前編で、後編と対になる構成です。落ち着いた大人の造形と古典的な洋館の空気が好きな方は、サンプルで確かめてみてください。

































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