総評
洋館という閉じた舞台を、夜と月明かりだけで描き切った一本です。パッケージには「肉欲の花は夜に開く」の一文が置かれ、鉄格子の窓と青紫の夜空、差し込む月光が縁取る構図でまとめられています。屋敷の外を一切映さない割り切りが、この作品の空気を決めています。
作画は赤紫の長髪と紫の配色で統一され、影を濃いめに落とします。線は太めで、伏し目と細めた眉の描き分けだけで感情の温度差を見せるタイプです。執事とメイドが控える広間、磨かれたテーブル、夜の寝室と、舞台ごとに背景の色温度を変える丁寧さがあります。
シリーズ第2作にあたり、屋敷の中の時間が少しずつ進む連作型です。BOMB!CUTE!BOMB!らしい濃い塗りと、静かな夜の空気の対比が持ち味になっています。絵の質感が好みに合うかは、サンプルで確かめてみてください。
































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