総評
2002年制作のOVA『アンバランス』の第1巻にあたる一本です。パッケージには原作ちぇりーそふと、監督南澤十八、キャラクターデザイン・作画監督大河原晴男とスタッフ表記が並び、アダルトゲーム原作の映像化が並んでいた当時の空気がそのまま残っています。
表紙は夜の青紫を基調に、白いセーラー服と赤いリボン、紫の長手袋という配色で、羽根が舞う画面に立ち姿を置いた構図。本編カットはデジタル以前のセル調で、髪の艶を大きな面で切り、頬の陰影は最小限。線は細く、瞳の描き込みだけが濃いのが時代の特徴です。
MENU.1というナンバリングが示すとおり続きのある構成で、舞台も特別な場所ではなく店の裏手や街なかといった生活動線の中に置かれています。2000年代前半の絵柄を今の目で見る楽しみがある一本なので、サンプルで質感を確かめてみてください。

















































