フーリガン 後編
あらすじ
ヴィクトリアに勝って性剣の数を増やしたユキトは、続いてマルグレーテと戦う。ユキトの戦いぶりに恐れをなした彼女は逃げ出す。彼は追ってゆくが、それは彼女の作戦であった。戦いは月世界から学校の体育館へ。そこでは、実験の暴走の瞬間に時間が止まり、体育の授業中の学生たちが氷のように固まっていた。逃げながらも途中でユキトの写真を撮ったマルグレーテは、性剣をしごきだした。すると途端に腰を引いてうめきだすユキト。彼女の性剣は、そらすことで遠隔操作によって相手をイカせる能力をもっていたのだ。体の小さい彼女に相応しい武器である。愛撫に続いて、口で攻撃するマルグレーテ。ユキトには、まるで本人が実際にやっているように思える。しかし、マルグレーテではピンとこないので、大好きなひろみにされているイメージを勝手に作り出す。宇宙の運命がかかってるというのに、あれこれいろんなプレイを想像する不真面目なユキト。相手のペースにはまって絶体絶命のユキト。
総評
宇宙の運命を賭けた戦いが、なぜか学園コメディの温度で転がっていくバトルファンタジーの後編です。パッケージの「宇宙の運命がこんなスケベにかかっているとは…!?」という一文が示すとおり、大真面目な設定と脱力した笑いを同じ画面に同居させた一本です。
2002年制作らしいセル調の作画で、輪郭線は太めに、色は原色寄り。黄色のブレザーに赤いスカートという制服の配色が画面を引っ張り、ヒーロースーツ姿の敵役や、漫画的な集中線とふきだしをそのまま差し込む演出も交ざります。原作はフロントウイング、キャラクター原案は八宝備仁と明記。
舞台は月世界から時間の止まった体育館へ移り、静止した学生たちの中で戦いだけが進む構図が印象に残ります。前編からの続きとして、遠隔で相手を翻弄する力の設定が場面設計に効いています。ヴァニラシリーズの空気ごと、サンプルで確かめてみてください。

























