聖贄 いけにえ
¥713〜
通常版 ¥1,325レンタル ¥713
あらすじ
アドルフォは絵の才能が認められて教会絵師の見習いをしている。非常に真面目な若者で、師匠のピネリも、不真面目なフェルナンドより彼をかっていた。しかし、アドルフォの将来の夢は絵師ではなく、神に一生を捧げたいと思っていた。身分の低い者は本来なら聖職には就けないのだが、日頃の真摯な態度が認められ、アドルフォはフェルナンドに写生のための遠出に誘われた。「あなたの絵、なんて美しいんでしょう。私、大好きです」と、遠出した村で、アドルフォの絵を見て声をかけてきたのはミカエラという美しい村娘だった。神に仕えることしか望んでいないはずのアドルフォだったが、彼女の出現は彼の心を揺り動かす。
総評
中世ヨーロッパの教会と、羊のような角を持つ魔性。「聖贄」は、神に一生を捧げようとする絵師見習いアドルフォの前に、村娘ミカエラが現れるところから動き出す宗教画めいたファンタジーです。原作は玉置勉強。
表紙は黄色い満月を背にした黒い羽根と渦を巻く角、そして赤い瞳。黒地に紫の題字を重ね、「昇ってゆくのも堕ちてゆくのもおなじごと。」「なぜ自らの欲望を封印するの?」という文言が縦に添えられています。裏面は石柱の並ぶ回廊や、青空の下の村の場面。セル画時代らしい均一な陰影と太い輪郭線が、宗教画の硬さと噛み合っています。
信仰と誘惑を同じ画面に置く、古典的な構図の一本です。まずはサンプルで、その画作りを確かめてみてください。
























