総評
義母と義妹が暮らす家という閉じた舞台を、赤と黒だけで押し切った2002年のOVAです。Selen原作をディスカバリーがアニメ化した一本で、色数を絞った設計が最初のカットから徹底されています。
ジャケットは黒地を赤い縦の光で割り、白いシャツの明度だけを浮かせる作り。鈴のついた髪飾りやチョーカーなど小物の描き込みが細かく、太めの輪郭線と瞳に2点入るハイライトという、セル画期の作画がそのまま残っています。金髪の年上と栗色の髪という彩度差での描き分けも明快で、誰の場面かが一目で分かります。
監督・脚本・キャラクターデザインは由良理人。亡き父が遺した絵が筋に絡む構成で、壱とあるとおりシリーズの起点にあたります。当時の色設計は、サンプルで確かめてみてください。
















































