総評
2003年にディスカバリーから出た一本で、シリーズの2作目にあたります。原作はSelen、監督は由良理人とパッケージに明記されています。物語の支柱には、亡き父が遺した絵とキャンバスの裏に隠されたメモという美術のモチーフが据えられ、ギャラリーという閉じた場所が舞台を支えます。
絵は2000年代前半のセル調そのものです。影の段数を絞った平坦な塗りと、輪郭のはっきりした太めの線が、全編の質感を決めています。表紙中央では、金髪ショートに赤いチョーカーの女性と、黒髪の女性が濃紺のカーテンを背に並び、黒のニーソックスと白い下着が重い背景から浮き上がります。表情の差は眉と口元だけでつけられています。
弐と番号が振られた続き物で、前作からの流れを受けた巻です。当時のセル画の質感が好みなら、サンプルで確かめてみてください。
















































