そらのいろ、みずのいろ 下巻 わたしも……してあげる
そらのいろ、みずのいろ 下巻 「わたしも……してあげる」
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あらすじ
夏休み真っ盛りのプールの一角。人目がないのを良い事にシャワーで戯れる女子テニス部員たち。その賑やかな声に混じって聞こえる、男女の熱い息遣い。甲乙つけ難い2人の美少女から恋人宣言を一方的に告げられた最所弌は今日もその一人、空山菜摘芽との情事に耽っていた。最初の夜こそ押され気味だったものの、関係ができてしまうとあとはもう弌が一方的にリードするばかり。人目につきそうな場所での秘め事も、菜摘芽にしてみれば「おしおき」されているようなものだった。弌をめぐる恋のライバル水島朝とのささいな諍い。一人の男を共有する「ヒミツの夏」。お互いに好きなのに決して抜け駆けしない約束。でもお互いに弌を独占したいと焦がれる微妙な関係。フツーで考えたら絶対あり得ない、一人の男をお互い合意の上で求めあう、女どうしの甘く濃厚で、淫らな恋のバトルはやがて終わりを迎えようとしていた。夏の終わり……別れの時へ、嬌声は今日も絶える事なく……そして……
総評
夏のプールサイドや部室といった学校の明るい場所をそのまま舞台にした、甘さ寄りのバニラな一本です。二人のヒロインが一人の相手を巡って並び立つ関係を、争いではなく夏の空気として置いている点が、上巻から続く下巻の構図になっています。
絵はPoROre:らしい細く柔らかい輪郭線で、栗色のツインテールに結んだ赤いリボン、頬に濃く入れた赤み、丸い瞳の大きなハイライトが、そろって甘い方向に振られています。白いブラウスと水場の照り返し、屋外の緑がつくる明るい配色で、影は薄く、夏の昼の光量を保ったまま押し切る画作りです。
上巻と同じキャラクターデザインで空気を引き継ぐ、2部構成の後編にあたります。表情の描き分けと夏の色設計を、サンプルで確かめてみてください。

































