総評
満員電車という逃げ場のない舞台だけで押し切る、PoROreの「満淫電車 調書」シリーズ第2巻です。ヒロインには国語科教諭という肩書きが与えられ、走行音と車窓の明滅が続く車内から画がほとんど外に出ません。舞台を絞った分、密度が一点に集まります。
絵は主線が太めではっきりしたセル調で、ジャケットの白いリボンと紫がかった大きな瞳、瞳に入る強いハイライトがまず目に留まります。車内カットでは座席の深い緑と壁のベージュが背景を締め、白いブラウスに赤い石のブローチ、青いジャケットという教職の装いが浮かびます。頬に差す朱と伏せた睫毛の角度だけで、温度差を描き分けています。
題の「調書」どおり、記録を一件ずつ積み上げるような並びで進みます。作画の粘りと表情の振り幅は静止画より動きで出るので、サンプルで確かめてみてください。





























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