総評
ネトラレを夏の終わりという季節に重ねた一本です。パッケージには原作としてサークルmon-petit、作画もんぷちの名前が刷られ、シリーズの完結までを描くと明記されています。
絵はどの場面にも夏を残してきます。裏面には青空と入道雲、本編側にはピンクの光が回った室内が置かれ、温度の違う2つの背景が交互に現れます。由比は黒髪のぱっつん前髪に緑のチェックリボンという設計で、頬の赤みが一段ずつ深くなる塗りの段階が丁寧です。
上巻にあたる巻で、物語の前半として区切られた構成になっています。季節が終わっていく時間の流れと帰結までを、二巻に分けて置いた作りです。線の細さと表情の幅、そして夏の光の作り込みは、サンプルで確かめてみてください。


































