総評
タイトルどおり、色で語る一本です。『茜』という名前に合わせて画面全体を夕焼けの橙で統一し、部室の板張りも人物の肌も、同じ光の中に沈めています。野球部という舞台選びも、この色との相性で決まっているように見えます。
作画は赤茶の髪と水色の瞳の対比が主役。桃色のパーカーの柔らかい起毛感、木目の照り返し、逆光で縁取られた輪郭など、光の当て方に手が入っています。表情は眉のわずかな角度だけで揺れを見せ、声を荒らげない静かな演出でまとめています。
原作はサークル真珠貝のコミックで、ルネピクチャーズがあかねいろレーベルでOVA化した第1弾。続きを前提とした序章の作りです。まずは色の設計を、サンプルで確かめてみてください。


































